新入社員研修 おすすめ期間
新入社員研修 期間設定のポイント
新入社員研修のおすすめ期間は、企業の規模や業界、担当業務、予算などよって違ってきます。一般的に、新入社員研修は数日から数週間にわたることが多く、下記の条件を考慮しながら決定されます。
1.業界の要件:
特定の業界や分野には、独自のトレーニングが存在します。業界の要件に合わせて業界の固有の知識、専門的な技術などの訓練を実施するため研修期間は数か月に渡ることもあります。
2.担当業務:
新入社員が入社して担当する業務に関しては、丁寧に訓練を実施することで不安を払拭することが出来ます。担当する業務にミスがないように出来るだけ研修内で失敗を経験することが重要です。人は短時間で記憶したことを繰り返さないと忘却してしまうため、数日に渡り復習期間を設けた方が良いでしょう。
3.研修内容:
1と2の業界、業務の内容を含めて新入社員の研修プログラムを作成します。新入社員に必須の研修内容は、①企業理念②社会人としての意識③社会人としてのビジネスマナーです。この3つを実施することで、社会人として企業人として活躍する土台が築かれます。これらは1日で知識と実践ワークを実施することが可能です。
4.企業の規模:
大規模な企業は、新入社員のための研修専用の施設やトレーニングリソースを持っていることが多いため、独自のカリキュラムを組み長期的な指導が可能です。中小規模の企業の場合は、指導者の育成から始めなければならず外部の公開講座に送り出すこともあります。公開講座は一般的な内容で指導するため、自社の思いや企業理念の指導は是非自社で実施する必要があります。それを怠ると公開講座だけで指導を受けた新入社員は、一般的な会社のイメージと自分の会社とのギャップを感じ離職率が高まる可能性があります。研修期間は公開講座プラス自社での企業理念の指導を加えて考えましょう。
5.予算:
研修期間は予算にも関連します。研修期間が長ければコストがかかりますので、どの時期にどの指導をするのか、効果的な訓練計画と研修予算を合わせて検討する必要があります。
6.新入社員のバックグラウンド:
新入社員の入社前の経験や知識レベルによっても、研修期間が変わってきます。他地域から就職した、社会経験が全くない、業種に関わることは未経験など、新入社員のバックグラウンドによっては基本的な教育から始める必要があるかもしれません。ただし、一人のために全体の指導が滞るようであれば、先ずは求めるべきレベルの指導を実施し、個人的なフォローアップを実施するという体制づくりも必要です。
上記のようにおすすめの研修期間は企業によって様々です。自社の状況に合わせて新入社員の指導を実施していきましょう。
新入社員研修 おすすめ期間(時期別指導期間)
●4月入社時 最低限実施したい社会人としての研修 3日間
1日目:入社式、会社説明、企業理念、組織の理解
2日目:社会人の意識、ビジネスマナー
3日目:チームビルディング、コミュニケーション
●4月入社時 業種、業界専門研修
・業務内容により1日~半年間
●5月連休明け モチベーションの維持
・休暇中にネガティブ思考が発生した場合のリセット 1~3日間
●7月繁忙期前 業務の再確認
・繁忙期経験のある先輩からの注意喚起、面談など 1日~1週間
●9月~10月入社約半年 精神面のフォロー
・人間関係で悩み離職を考え出す時期のため、同期層の交わりと情報共有 1日~2日間
●12月冬季休暇前 自信を持たせる成果確認
・冬期休暇に別業界の人とふれあうことで自信を無くす人も多い
自分の仕事の成果を確認し自分の業務に自信を持って表現できるための研修、面談 1日~2日間
●2月 新入社員を迎える前
・1年前の自分を思い出し新入社員の良きチューターとなるための研修 1日~2日間
新入社員の長期的な人材育成
人材育成で必要な事は、長期的な目線で社員に会社の『未来』を共有しながら指導する事です。将来会社でこのように活躍してほしいという下図のような未来マップを提示し、今自分達がどこにいるのか、次に目指すべきポジションは何処で、社内の誰が見本なのかを明確にすることが、社内での目標が生まれ、離職率の低下につながります。
【入社1年目】社会人としての意識、基本業務の習得
【2~3年目】スペシャリスト
業務が完璧になったスペシャリストが次に目指すべきはチーフ・チューターであり、身に付けたいスキルはマネジメントスキルです。
【4~5年目】チーフ・チューター
マネジメントスキルを身に付けたチーフ・チューターが次に目指すべきはリーダー・役職者であり、身に付けたいスキルは真のリーダーシップです。
【5年目以降】経営者目線のリーダー
部下への指導の軸となる企業理念
企業の中で2~5年目の社員がすべきこと、それは後輩の育成。しかしながら自分の成功体験に頼って、様々な指導が行われ、後輩が混乱するケースが多く見受けられます。
彼らに必要なことは「企業理念」に基づいた指導です。FINESTでは各社の企業理念を掘り下げて指導に軸があるチューター・チーフを育てます。自社の企業理念を理解することで、会社の向かう先が一つになります。チューター・チーフが一丸となってまとまることで、企業が目指すべき目的地にまっすぐに進んでいきます。
研修プログラムは長期的、継続的実施することが効果的であり、新入社員のフィードバックや評価を元に最適な研修や面談を再調整していくことも重要です。
FINESTでは各企業に合わせて新入社員の長期的なフォローアップ研修を実施しています。
知っておきたいマナーの知識一覧
【接客・接遇関連】
【ビジネスマナー関連】
- 間違えやすいビジネスマナーとは
- ビジネスマナーで大切なことは?
- ビジネスマナーとして知っておきたい5つの心得
- 挨拶の大切さ
- ビジネスパーソンとして重要な身だしなみ
- 電話応対の基本マナー
- コミュニケーション能力とは?
- コミュニケーション能力を向上させるためのポイント
- 仕事をする上で大切な「目標設定」
- 外国人が知っておくべき日本のビジネスマナー
- 日本のビジネス文化
- 新入社員研修の目的
- 新入社員研修 おすすめ期間
- コミュニケーションで大切なこと
- 電話応対マニュアル
- ビジネスに取り入れたい「色彩心理」とは
- 良い研修会社とは?
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