新入社員(新人)研修:ステップアッププログラム
企業にとって大切な新入社員を効果的に指導するためには、一気に詰め込むよりも段階的にステップアップしていくプログラムを組むことが大切です。FINESTの新入社員研修は、形骸化された一通りの内容を指導するのではなく、各企業の状況を伺いしっかりと打合せを行ってから各社に合わせた新入社員プログラムを組んで実施します。
新入社員(新人)研修のための確認事項
【ゴール設定】
・新年度の入社時(4月)のゴール
・入社半年経過後(10月)のゴール
・1年後(新2月~3月)のゴール
【社内での指導状況】
・業務の特性を知り、業界、業種に特化した指導
・前年度までの新入社員の育成状況
・ 配属後の指導の状況
効果的なタイミングの新入社員研修とは?
各企業の効果的な育成はそれぞれです。FINESTのコーポレートアイデンティティは『私たちは未来ある世代を本気で育てます』というものです。
各社に入社した新入社員の皆様が、目標を持って企業で活躍してくれるようにフォローしていくことがFINESTの使命だと考えています。特に入社1年目ではスキル面マインド面の双方のフォローは必要です。
各社で最も必要なタイミングでFINESTの研修を導入していただくのが一番効果的な活用法です。新入社員(新人)の1年間の研修プログラムの参考例を下記に示します。
①入社から1ヶ月以内に受ける研修
【4月の新入社員の研修目的】
不安を『不安を払拭』し『今後の成長を導く』こと
・分からないことにどのように対処するか?
・相手を不快にさせない最低限(ミニマム)のビジネスマナーは何か?
●新入社員(新人)の不安を自信にかえる
新入社員(新人)の皆さんは4月は不安でいっぱいです。学生時代はOKだったが、社会人でもOKなのか?仕事で分からないことだらけだが、そんな時には誰にきいたら良いのか?人に聞いてはいけないのか?
このような不安を払しょくしないと、新しい生活にどう対応したら分からず本来ある能力を発揮できずに入社後の時間を無駄に費やしてしまいます。社会人として相手に失礼が無いように対応できて、分からないことを自分で解決できる力を身に付ける必要があります。相手を不快にさせない最低限のマナー(ミニマムマナー)を知り、自信を持って新しいスタートを切れるようにします。
ビジネスマナーは時代と共にアップデートしていく必要があります。FINESTのシン・ビジネスマナーの考え方についてはこちらをご覧ください。
②GWゴールデンウィーク明けから1ヶ月以内に受ける研修
【5月の新入社員の研修目的】
下がりがちな『モチベーション曲線』を上昇させ『入社後1ヶ月で生じた悩み』を解決する
・同期の皆はどんなことで悩んでいたのか共有する
・周囲に質問しやすいコミュニケーション能力を身に付ける
・ひと月遅れの新入社員研修で実務(今から使うビジネスマナー)をフォローする
●入社1か月目のフォローが離職率の低下につながる
入社して1か月たったことにGWの長期休暇があります。この長期休暇で学生時代の友人に会ったり旅行に行ったりなどのリフレッシュ休暇になることを期待するのですが、中には休暇後の社会人生活に拒否反応を示す人もいます。
入社3か月以内の離職の理由の上位に来るものに「人間関係」が多く挙げられます。社会人生活の拒否反応は社内やお客様との人間関係のトラブルが原因であることが多いものです。
そこで入社1か月たった段階では、円滑な人間関係を構築するためのコミュニケーション研修を実施することで問題解決に至ります。そして同期も同じ悩みを抱えていることを知ったり、同期の悩みを一緒に考えることで相互にモチベーションが高まっていきます。
入社して1か月間、社内では相談できずに悩んでいたことを外部の講師には相談できるということもあります。なんでも質問できることは新入社員の心理的安全性を確保します。
●入社1か月目に必要なビジネスマナー
4月に指導を受けたビジネスマナーをいよいよ実務で使い始めるのもこの時期です。電話応対や営業先への同行、名刺交換などGW明けに再確認することが本番での失敗を無くすためには必須です。あらかじめ研修で失敗をしておけば本番では堂々と対応できることでしょう。FINESTは各社に合わせて指導を行います。
③入社半年後から一ヶ月以内に受ける研修
【9月の新入社員の研修目的】
『組織人としての意識』を高め『問題解決能力』を身に付ける
・半年間の自分の成長と今後の目標は?
・問題解決のためのメソッドとは?
●一人で抱え込まずにチームで業務を遂行する力
入社半年もたつと仕事も任され始めます。周囲との関わりが増える中で、これまでは自分のことだけに一生懸命だったことに気付き、チームで協力して成し遂げる喜びを得る時期でもあります。チームで取り組むことで、一人では不可能だったことが可能になっていきます。
また、目先のTo Doをこなすことだけを目標に突き進んできたために、この会社に入社して何をしたかったのかという本来の大義を見失ってしまう時期でもあります。組織のビジョンの統一を図り、その中で自己の成長と企業の発展を両輪で考え、目の前の短期的なゴールだけではなく長期的な視点で目標を設定する必要があります。
社内で起こった問題を不満として終えるのではなく、提案として改善していく能力を身に身に付けます。
④新入社員受け入れ1~2か月前
【2月~3月の新入社員研修目的】
『自分の心の整え方』を知り『後輩への指導』が出来る先輩へと意識改革を行う
・リジェクション(拒絶)への打ち勝ち方
・部下の指導には何が必要か?
●先輩としての意識を持つ
これまでの1年間は社内で一番下の立場として多くの先輩、上司に支えられてきました。4月からは今度は自分が支える立場として、心のバランスの整え方を知り、業務の進め方を総括し、見本となるべく自分自身のビジネスマナーを再確認して来年度の新入社員を迎え入れます。
新年度の新入社員の最も身近な先輩として、自分が非効率だと感じたことや理解が難しかったことなどを改善し、整った環境で新人を迎えます。人は他人を指導することで、成長していきます。