ビジネスマナー研修(ビジネスマナー3.0/ミニマムマナー)
ビジネスマナー3.0の時代へ
ビジネスシーンではどんなに夏の暑い日でもスーツで身だしなみを整えて、キチンとした敬語を崩さずに話すというようなビジネスマナーは、昭和60年代から平成にかけて厳しい指導が徹底されてきました。
この指導を令和の時代にも続けていたら、新時代の部下は離れていくばかり・・・ということはありませんか?最悪の場合「パワハラ」で訴えられることももはや他人事ではありません。
物理的にも精神的にも成熟してきた今の時代だからこそ、時代の変化に合わせた指導が必要になってきました。FINESTは今、ビジネスマナー3.0の時代に入ったと考えています。
それは単に堅苦しいビジネスマナーを緩く崩すということではありません。多様性の時代に相手のニーズを見極めて対応する力を身に付けることが必要になってきたのです。そしてこのきめ細やかな対応力こそ、人間が得意とすることなのです。
【ビジネスマナー1.0~ビジネスマナー3.0への変遷】
●ビジネスマナー1.0(昭和) 高度経済成長時代のビジネスマナー
「お客様は神様です」という方針の基で、頭を下げて顧客からの信頼や満足を得てきた。個人の成功体験によって指導がなされる。
●ビジネスマナー2.0(平成) 画一的なビジネスマナー研修の確立
個人の成功体験ではなく、世間一般に共通したビジネスマナーが確立され、マナー講師や研修会社による外部委託の指導が行われる。
●ビジネスマナー3.0(令和) 多様性の時代のビジネスマナー
お客様のニーズが多様化してきて、画一的なビジネスマナーでは対応しきれなくなってきた。例えばスピードを求めるお客様には丁寧すぎる対応が逆にマイナスサービスに感じるなど、相手を見て柔軟に対応できるマナーが求められる。
▼【徳永代表が語る】ビジネスマナー3.0 ミニマムマナー研修とは?動画はこちら
ビジネスマナー3.0はミニマムマナーで!
ビジネスマナー3.0に必要な3要素があります。それは①スピード ②コミュニケーション ③信頼です。これまでのようにフルセットで実施するのではなく相手に合わせて必要なものを選んで対応することが求められます。ビジネスマナー3.0の時代のビジネスマナーは引き算です!FINESTはこれをミニマムマナーと呼びます。<
ミニマムマナー① スピード
令和の時代のビジネスシーンでは変化が起こっています。その要因の一つに『スピード』があります。スマートフォンを個人で持つようになり検索すれば瞬時に求める回答が得られる時代では、皆待つことが苦痛になってきています。
これまでの時代に推奨されてきた、丁寧で優雅なマナーが逆にスピードを阻害しクレームを誘引することもあります。これからはスピード感を持って尚且つ丁寧さと洗練さを感じさせる対応が必要になります。
ミニマムマナー② コミュニケーション
スピード感を持って対応することで、相手に十分に思いがつからわないということも出てくるでしょう。そうならないために必要なことが『コミュニケーション力』です。
コミュニケーションには言葉で伝えるバーバールなコミュニケーションと、表情や態度で示すノンバーバルなコミュニケーションもあります。あらゆるコミュニケーション力を駆使して多様性の時代に対応していきます。
かのアドラーは言いました。「人生の悩みはすべて人間関係で出来ている」と。良い人間関係の構築はコミュニケーション力が築いていきます。
ミニマムマナー③ リスペクト
ビジネスマナー3.0のミニマムマナーにとって一番大切な要素は相手に対する『リスペクト』です。相手に「リスペクト」があれば、その言葉選びはしないでしょう。相手に「リスペクト」があれば、その服装で相手に会うことはないでしょう。相手に「リスペクト」があれば、時間に遅れることはないでしょう。どんなシーンでも相手をリスペクト出来る人こそ、新時代のビジネスマナーを身に付け成功する人と言えるでしょう。
同時に自分自身が「リスペクトされる人」であるように、自分自身を正しく評価し不足部分は補い、成長し続ける必要があります。
FINESTのシン・ビジネスマナー5原則
バランス型からフォーカス型へ変化するシン・ビジネスマナー5原則
●ビジネスマナー2.0までのビジネスマナー5原則:バランス型
社会人になって最低限必要なビジネスマナー5原則をご存知ですか?これまではこのビジネスマナー5原則をバランスよく身に付けることが大切でした。
【ビジネスマナー5原則】
●笑顔:笑顔が与える安心感
●挨拶:挨拶は相手との距離を縮める
●立居振舞い:信頼を呼ぶ立居振舞い
●身だしなみ:身だしなみで好印象
●言葉遣い:感じが良い言葉選びの言葉遣い
●ビジネスマナー3.0からのシン・ビジネスマナー5原則:フォーカス型
これからのシン・ビジネスマナー5原則は従来のビジネスマナー5原則をすべて把握した上で各企業に応じて5原則の中の重きをおくものにフォーカスし、対応していく力を身に付ける指導を行います。
知識は最大限に持っていながら対応の際には相手に合わせて引き算していく、まさにミニマムマナーの実践と言えます。
いつの時代も何故ビジネスマナーが必要なのか?
自己満足から顧客満足へ
自分では出来ていてこれでも大丈夫と思うのになぜビジネスマナーが必要なのか?と問われると、FINESTはこのようにお応えしています。
自分で「出来ている」「これで大丈夫」と思うのは『自己満足』です。それは学生までは許されたことでした。学生時代の人間関係は年齢層も業界も限られていました。
しかし社会人になると多くの年齢層、業界の方々と接しなければなりません。そして自分でOKの評価を下すのではなく、相手が満足する『顧客満足』を目指さねばなりません。
ここで言う顧客はあなたの周りすべての方です。お客様は「外部顧客」であり、同じ組織内のメンバーは「内部顧客」と考えます。
自分のOK『自己満足』ではなく相手のOK『顧客満足』を目指すのがビジネスマナーなのです。
自分の魅力が乗る土台となるビジネスマナー
ビジネスマナーがなぜ必要であるもう一つの理由は、ビジネスマナーは建物で言えば土台部分だということです。土台がしっかりしていない場合、上に何かを載せようとしてもその載せるもの(個性や経験)が大きければ大きいほど頭でっかちで不安定になってしまいせっかくの個性や経験という魅力がガラガラと崩れ落ちてしまいます。あなたの魅力を最大限にアピールするためにビジネスマナーが必要なのです。
土台部分のビジネスマナーが身についてこそ個性や自己流(あなたの魅力)が上に上に伸びていきます。
野球選手も素振りから、ピアニストも音階から、すべて基本からのスタートです。ビジネスの基本、コミュニケーションの基本はマナーです。 マナーを制したものがビジネスシーンを制します!
「心」を「形」にするマナー
あなたの「心(気持ち)」は「形」にしないと相手に伝わりません。
どんなにおもてなしの「心(気持ち)」を持っていても笑顔がない、お辞儀もしないといった「形がない」状態ではどうでしょう。「心(気持ち)」の中を開いて見てくれる人はいません。
相手は外に出ている「形」を見て判断します。その「形」をないがしろにしている人が多くいます。そんな人をみると非常にもったいないと感じます。そんなに良い「心」を持っているのに、その「形」では伝わらなかったり、逆の印象に取られてしまうこともあります。見ているととてももったいない、何とかしてあげたいと思います。
表現する「形」は自己流の「形」ではなく、誰にもわかりやすい「正しい形」で表現しないと相手には正しく伝わりません。
FINESTの「ビジネスマナー5原則」は、この正しい「形」を教えています。本当のあなたを「正しい形」で分かってもらいませんか?